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師走。

| 12年12月04日

はやいもので今年のカレンダーももう1枚となってしましました。

1年というのは本当にあっという間です。

毎年書いているような気がしますが、そろそろどのタイミングで「よいお年を!」と言おうかということを考えてしまいます。その言葉をはじめに口をすると気分は一気に年末年始になってしまいます。

最近世の中をみていても感じるのですが、11月の間から街は少しづつクリスマスムードになっていき、12月にはいればもうすっかり街はクリスマスツリーです。そしてそれが終わればすぐにお正月飾り。なにか世の中にせかされて、いやがおうにもそういう気分にならなければいけないような気すらしてきます。

先日、東本願寺で親鸞聖人の御正忌法要が営まれ、法要の出仕のために何日か御本山の中に宿泊していました。御本山の中ではテレビもみず、敷地の中からでることもあまりなく、朝起きて法要、お昼の前に法要、お昼を食べてまた法要という生活をしていました。

はじめは退屈ですし、暇をもてあまして、ぶらぶらと境内の中を散歩したり、部屋で地方から上山してきた人達とひたすら話をしたりとしてすごしていました、そんな生活を何日かしますと、ふと時間の流れがゆっくりすぎているような気がしてきました。

普段よりも毎朝の気候の変化や、季節の変化を感じられるような気がします。そして法要が終わり、家に戻る時に、御本山をでて、街に出ると本当に急に時間の流れの速さにびっくりするような感覚を覚えました。

現代では、黙っていても情報というのが次から次に耳に、目に、頭に飛び込んできます。その情報の中で、知らず知らずに流され、追われていた自分がいたのかも知れません。しかし慢性的にそういう状況の中にいると自分がそういう状況であることすら気づかないということがあります。

その中で、見落としてしまって、取りこぼしてしまっているもの、感じることができないことということがたくさんあるのかもしれないということを改めて感じました。

スピードの速いこの現代社会の中でこそ、時々立ち止まって足下を確認したり、ゆっくりと季節を感じたり、その中で自分しっかり見つめ直したりする時間は大切な事であるように思います。

今年もあと少しですが、師走というくらい、ついつい慌ただしく過ごしてしまうこの時期だからこそ、すこしゆったりと日々を過ごせるように心がけていたいと思います。

副住職



コメント(2)

遠藤正樹 | 2012年12月 7日 09:11

副住職さま
「師走」拝読させて頂きありがとうございました。
全く同感です。この調子で時間が過ぎ去っていくのですから、親鸞上人の時代もそれほど昔では無く結構身近に感じます。
かくも短い人生ですが、リタイア組の顔からどんどん生気が失せていくのが気になります。毎日行かねばならぬところがあり、やらねばならないことがあると言うのがいいのでしょうね。
遠藤

副住職 | 2012年12月 7日 10:27

>行かねばならぬところがあり、やらねばならないこと。

これは本当にそうですね。やりがいや生き甲斐というのはとても大切なものだと思います。リタイアされたあともいつまでもそのような場あり、いつまでもやりがいや生き甲斐を感じられる社会にしていかなければならないですね。

お寺もなにかそういう形で社会に貢献できる形があるのではないかと模索をしています。

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