寂円寺徒然日記
走る。

唐突ですが、こうみえて、自分は昔から足が速いのです。それだけはちょっと人に胸を張れるところでもあったわけです。

なのでたまに全力疾走をしたくなります。最近夜走りにいっているので、近くの公園で、短距離走を全力でやってみました。

たぶん、いまもそれなりに速いと思います。日本中の30代男子を全員集めて走っても速いと思われる部類に入れると思います。

でも、面白いなと思ったのは、手の振りやフォームも自分ではまったく変わってないと思ってるし、ぐんぐんスピードが上がってくる感じも変わんないのに、でも最高速度になった時に、自分の頭の中にある速さが、体感速度についてきてなくて、そこのズレがあからさまなわけです。

いくら腕を振っても足をあげても、違う日にチャレンジしても、頭と体がぴったりくるようにスピードにのれなくて、なんかむしょうに気持ち悪いのです。例えるならば、エスカレータを逆に向かってダッシュするようなちぐはぐさが残るのです。

頭はおもしろいもので、一番早かった時の感覚を鮮明に覚えていて、あのぐんぐんスピードにのってきて自分の最高がここだ!とがつんとくる感じを覚えているようです。

ちょっとそのちぐはぐさをなんとかしてやろうと思って、最近毎晩走っています。

それでなにがかわるわけでもないけれど、でもきっとそのちぐはぐさが消えて、ぴたっと思い通りのスピードにもどれたらきっと気分がいいだろうなと思います。

なんのおちもありませんが、そんなことを想う今日この頃です。

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